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【2023年度版! ゆっくり解説】クラウドの概要とOpenStackの紹介します!

 クラウドコンピューティングは、近年のIT業界で注目を集めている技術の一つです。このブログでは、クラウドの基本的な概念と、プライベートクラウド構築における重要な役割を担うOpenStackについて解説します。

1. 【今更のおさらい!】クラウドコンピューティングとは?

 クラウドコンピューティングは、「 インターネットを介して、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーキング、ソフトウェアなどのコンピューティングリソースを提供する技術」の事を指します。クラウドを利用するユーザーは、物理的なハードウェアを所有する必要(意識をする必要もなく)なく、必要なリソース(サーバ、ストレージなど)を使いたいときにすぐで利用できるという点が大きくメリットになります。

2. 【今更のおさらい!】クラウドの種類について

クラウドには、主に

  • パブリッククラウド
  • プライベートクラウド
  • ハイブリッドクラウド

3種類 があります。それぞれが異なる特徴と利点を持っており、使用する環境や目的に応じて選択されます。

3.OpenStackとは!

OpenStackは、「オープンソースのプライベートクラウド構築ソフトウェア」です。OpenStackは、複数のコンポーネントから構成され、ハイパーバイザー、ネットワーキング、ストレージ、ユーザー認証など、クラウド環境を運用するために必要な機能を一元管理できます。

4. OpenStackの構成要素

OpenStackは、Nova、Neutron、Cinder、Glanceなど複数のコンポーネントで構成されています。これらのコンポーネントは互いに連携し、仮想マシンのデプロイやネットワークの構築、データストレージの管理などを行います。それぞれのコンポーネントについては、簡単にみていきましょう!

  • Nova(コンピュート):
     ・仮想マシン(VM)のライフサイクル管理。
     ・ユーザーが仮想マシンを作成、起動、停止などを行うことができる
     ・リソース配分のためのスケジューラーを含む。
  • Neutron(ネットワーキング):
     ・プライベートクラウド内のネットワークインフラストラクチャ管理。
     ・サブネット、ルーター、IPアドレス、ポートなどの設定を可能にする。
     ・セキュリティグループやフローティングIPによるアクセス制御を提供。
  • Cinder(ブロックストレージ):
     ・永続的なブロックレベルストレージの提供。
     ・VMのデータ保持やデータベース用のストレージとして機能。
     ・スナップショットやボリュームのクローン作成をサポート。
     
  • Glance(イメージサービス):
     ・VMイメージの登録、保存、検索、取得を行う。
     ・オペレーティングシステムやアプリケーションがプリインストールされたイメージを管理。
     ・ユーザーがカスタムイメージをアップロードして再利用可能。
  • Keystone(アイデンティティサービス):
     ・ユーザー認証と認証
     ・プロジェクト、ユーザー、役割などの概念を通じてアクセス管理。
     ・APIエンドポイントのカタログサービスを提供。

5. OpenStackの利点

OpenStackはオープンソースであり、高い柔軟性と拡張性を持っています。企業は、独自のニーズに合わせてOpenStackをカスタマイズし、コスト効率の良いプライベートクラウドを構築することができます。

最後のまとめ

クラウドコンピューティングは、多くの企業にとって不可欠な技術となっています。OpenStackを活用することで、企業は効率的かつ柔軟にプライベートクラウドを運用することが可能になります。これからクラウドを導入しようと考えている方は、OpenStackの機能と可能性をぜひ検討してみてください。
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